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新しい超音波装置導入

 このたび、林田医院では新しい超音波装置を導入いたしました。
 超音波装置は音が伝わったり跳ね返ったりする性質を利用して体の中の臓器や血流を画像にできる機械です。痛みや被曝がありませんので、安心して検査をお受けいただけます。
 当院では、消化器(肝臓・胆のう・膵臓・腸管)、泌尿器(腎臓・尿管・膀胱・前立腺)、大血管、頸動脈、心臓、甲状腺、乳腺などの診察に用いています。ときには「皮膚の下のこれなんだろう」や「転んだけれど肋骨折れていませんか」というときにも活躍しています。
 これまで13年の長きにわたり、当院の検査に貢献してくれたのはGEヘルスケアジャパンの『LOGIQ7』という機種でした。一度も壊れることなく黙々と2000件以上の検査をこなし、とっても優秀な装置でした。
 今回導入したのは、同じくGEヘルスケアジャパンの『LOGIQ Totus』という最新機種です。見た目にもスマートで格好良くなりましたし、音も熱も出ないので、静かなうえ夏の診察室の室温を上げることもなくなりました。
 もちろん機能も格段にバージョンアップし、さらなる画質の向上で診断性能が上がっています。
 新機能もたくさんあるので、ご紹介しましょう!

MVI・B-Flow

表面に近い非常に細かい血管の流れまで見ることができる機能です。皮膚のすぐ下にある甲状腺や乳腺などの血流や、肝臓の中の腫瘍の血流も細かく見えるので、良性か悪性化の判断に役立ちます。

SWE

肝臓の硬さを測る機能です。硬いものほど音が速く伝わる性質を利用しています。せん断波という横波を発生させ、その速さを測ります。具体的には肝臓の線維化、つまり肝硬変の予兆がないかのチェックができます。

UGAP

肝臓に脂肪がたくさんあると、脂肪細胞に当たった超音波が散らばり体の奥の方まで届かず、画面上では画像が暗くなってしまいます。その暗くなる度合(減衰係数)を測定することで、脂肪肝の程度を数値で測ることができます。

Auto EF

EFは心臓の血液を送り出す力の強さを表します。これまでは測定者が心臓の中の容積を線を描いて測定し、それを計算してEFを算出していましたが、この機能を用いると心臓の動きを自動で認識し、容積の計測からEFの算出まですべて装置が行います。

大病院の超音波装置と同レベルの機能を備えているので、ぜひみなさんにご活用いただきたいです。
これを機に肝臓や心臓のチェックをしたいと思った方は、医師までご相談ください。 

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